6月3日(土) 庚申山
コース 東京駅(7:00)ー国民宿舎かじか荘付近駐車場(10:00〜10:10)〜一の鳥居(11:15〜11:20)〜庚申山荘(12:45〜1:05)〜大胎内くぐり(1:50)〜庚申山(2:30〜2:45)〜大胎内くぐり(3:15)〜お山めぐり〜猿田彦神社(4:55〜5:00)〜庚申七滝(5:45〜5:55)〜かじか荘(6:45〜7:00)〜東京駅(10:00)

  今回もバスツアーだ。ただし、この庚申山は遠いので、東京からの日帰りはバスツアーで、しかも陽の長いこの季節以外は大変難しいのではないか。(タフであれば出来るかもしれないが)何しろ、今回は10:10から歩き始め、駐車場についたのは6:40を過ぎていた。休憩は40分歩いて5分程度、昼は20分山頂と七滝で15分程度、後は歩きっぱなしだった。また、庚申山荘までは歩きやすいが、それからが急登の連続で下りも行きと同じ程度の時間がかかる。さらに下りのお山めぐりは嫌になるほど時間がかかる。(昭文社の地図にも文句を言いたい!)
 東京駅を7:00に出発し、10:00に登山口のかじか荘近くの駐車場に着く。10分で身支度と各自準備体操。10:10に出発する。出発するとき、かじか荘の温泉に5:30まで戻れば入りましょうといっていたが、とてもそんな時間に、このコースで戻るのは難しいことには気がつかなかった。一の鳥居まで林道が続く。

一の鳥居から山道に入る。ここで丁目の表示があることに気がつき、途中鏡岩付近に100丁目があるが、庚申山の114丁目は信じられないな!国道122号線の磐裂神社が出発地点とのこと。猿田彦神社までは大したことないごく普通の山道。
猿田彦神社にあるお山めぐりの案                                                                               内板
庚申山荘前で昼食になる。

山荘は建物は大きく立派だが、食事の提供はなく、素泊まりのみだ。山荘の向側には垂直の岩が聳えている。すでに12:40になっているが、これからさらに山頂まで1時間以上かかるのでやむを得ない。1:00に出発し、山頂を目指すが、猿田彦神社を過ぎると大きな岩が登山道のすぐそばに迫る。

道も踏み後が浅く、リーダーも間違えるほどだ。ジグザグの急なのぼりがお山めぐりの分岐点を過ぎても続く。階段や鎖場が随所にあり、通過するのに時間がかかる。ようやくなだらかになったかと思っても、登りはさらにあり、山頂近くになっても平らな道が結構続いた。ようやく2:30に山頂に着く。

 すっかり雲って、樹が覆い茂っている上に展望は丸っきりない。山頂の表示板も苦労した割には小さなものであった。汗を吹き、記念写真を撮り、休憩したら早く下りたくなる。早くも分岐点からの時間が心配になる。まっすぐ下っても5:30は厳しいとなれば、温泉は到底難しい。分岐点に戻って進むと、道は岩にへばりつくようになっていて注意して歩く箇所が多い上、下りや水平な道ばかりでなく、登りの道や鎖場、階段も数多くある。
お山めぐりの中の眼鏡岩

上から庚申山荘が真下に見えるところについても、さらに登りが続き、時間ばかりが経過していく。リーダーには困った表情は見られないので、迷ってはいない様だが、そのうち昭文社のコースタイムの2倍かかっている所まで来ていた。その頃になって、ようやく下りが連続し始めた。ほっとすると同時に、昭文社への怒りが起きてきた。分岐点から40分とあるが、ようやく猿田彦神社に着いたのは4:55になっていたので、分岐点から約100分かかった。いくら20人でもコースタイムの2.5倍かかるとは考えにくい。お山めぐりでは滑落防止の為、リーダーがロープを所々張り、最後尾のサブリーダが回収していた。
   猿田彦神社からは歩きやすい道を下り、庚申七滝で10分ほど休憩し、薄暗くなってきた林道を駐車場まで戻る。
庚申七滝
林道は未舗装が3/4程あり、早く着きたいが、疲れた足なので、浮いた石で足首をいためない様気を付けながら歩くので、結構つかれる。全員が戻ったのは6:45になり、出発したのは7:00近くになっていた。途中コンビニにより、ビールを買い求め、バスの中で美味しく飲み、疲れで爆睡する。東京駅に着いたのは10:00、自宅には11:00を過ぎていた。実に中身のある7000円のバスツアーだった。
ミツバツツジ
ユキワリソウ
後段
2週間後、尾根を歩いている人が落石で腰の骨をおる重傷をおったとのニュースがあった。確かに岩はもろくあぶない山というのを実感した。