12月2日(日)曲岳・黒富士
コース 甲府駅ー観音岳〜曲岳〜八丁峠〜黒富士〜鬼頬(おにがわ)山〜越道峠〜太刀岡山〜登山道入口ー甲府駅

 今回は前回の子持山以来、久しぶりに外山氏と同行した。タクシー利用で縦走を計画し、同行をお誘いした所、希望した日ではなかったが、了解をいただいた。
 朝自宅から向ヶ丘遊園駅まで歩き、予定より早い電車に乗れたので、登戸で乗り換えてから立川駅に6:20に着いた時、甲府行きの電車がまだホームに入ってなかった。
しばらく待って南武線の電車が着いたら同行の外山氏が見えた。やがて電車が発車し、高尾駅を過ぎ、市街地が樹林地帯に変わると、左右の車窓に紅葉が見事に広がってきた。話をしながらも時々その見事さに見とれてしまう。空は雲ひとつない青空が広がり気持ちがいい。トンネルを抜け、勝沼ぶどう郷駅に着くと、南アルプスが雪をかぶっているのが望めた。右手には五丈岩のある金峰山が見えた甲府駅に着き、北口に下りると、タクシー乗り場と送迎バスだけの静かなところだ。早速駅前からタクシーに乗り込み、観音峠へと向かう。電車の中で帰りのバスも接続が悪いので、多少費用はかさむが、タクシーを頼もうと話していたので、タクシー会社に安い小型を予約しようと思ったら、日曜日なので小型がないとのこと。これを聞いていた運ちゃんが、私が来ますよと、快く返事をした。
 観音峠への道は清川の集落を抜けると、林の中の静かな道になり、舗装こそされているが、歩いても楽しい道だ。観音峠に近づくと、曲岳が見えてきた。峠の先の駐車場には9:20に着き、帰りの迎え時間等を確認する。
 登山道入口は駐車場のすぐそばにあり、いきなり急登が始まる。

岩が多いが、樹があり、枝を捕みながら上る。道幅も狭くすれ違いも困難だ。だんだん南アルプスの展望がよくなり、甲斐駒の姿が見えてくる。山頂に着いたのは10:10になった。
南アルプス

 南アルプスや富士山の展望がよい。金峰山や瑞牆山、さらに北に浅間山と思える白く冠雪した山も見える。15分ほど休憩して、八丁峠へ向かう。最初は急な下りも5分ほどで緩やかな道になり、25分ほどで峠に着き、黒富士へ向かう。 黒富士には11:15に着く。
八ヶ岳
八ヶ岳の展望がいい。茅が岳の向こうには中央アルプスが望める。中高年の団体が15〜6人ほどで食事造りでかしましい。われわれも早いが空腹になったので昼食にする。とんこつラーメンに野菜を入れる。久しぶりでほっとする。生ラーメンはおいしいが、ゆで汁流しは環境破壊につながるので、生活クラブの揚げ油の少ないラーメンにしよう!我々が食事している間も中高年グループは山に来たのか食事を造りに来たのかわからないほど賑やかだ。我々の食事が終わってもまだ何かやっている。食後もタクシーを待たしている気楽さから15分ほどゆっくりする。
 12:15に山頂を後にして、来た道を下り、鬼頬山に向かう。いったん下ってから、後は上り下りの繰り返しで、50mほど上って鬼頬山に着く。ここまで来ると、誰も会わない静かな山だ。右下方向には平見城の牧舎が見える。20分ほど休憩して越道峠へ下る。下り始めて、5分ほど歩き道が右方向になると、急勾配の下りが始まる。道にはトラロープが木と木を結んでおり、ロープをつかんでいないと足元が滑ってしまうので、下るのに骨が折れる。登りはかなり大変な道だ。下り終わると平らな道が続き、林道と交差している越道峠へ着く。

 ここも静かな峠だ。ここからなだらかに登り、太刀岡山に着く。
左茅が岳・右金が岳
 祠が2〜3あり、地元の守り神が祭られているようだ。太刀岡山からも下りが続き、途中の岩でロッククライミングをしているグループに出会う。集落のさっきタクシーで登ってきた道には3:40にでると、すでにタクシーは来ており、筋肉ほぐしの運動をしてから乗り込む。
 甲府駅に4:10について、時刻表を見ると4:48の快速電車がなく、尋ねると11月で終了しましたとのこと。11月の3連休で行くつもりで運行していると思い込み、そのまま調べないでいてしまった。が、16:24発の各駅があり、乗り込む。高尾乗換えで立川に6:50
で南武線に乗り換え、外山氏とは登戸駅で別れる。自宅には8:00前に帰る。

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