5月11日~12日 龍王山(583m) 登山口122m標高差460m
コース
11日 自宅ー京都駅ー13:30巻向駅~山の辺の道~16:00宿guesthouseテクテク
12日 宿ー6:10竜王山登山口(櫛ノ木古墳)~8:10竜王山山頂8:30~10:00竜王山登山口(長岳寺)~10:30柳本駅10:53ー12:02宇治駅~平等院鳳凰堂~13;05宇治駅ー京都駅ー16:56自宅
今回はテレビ番組の「日本百低山」を見て行きました。金剛山に登りたかったのですが、山頂のバンガローが工事のため使えないので、今年はやめた。ただしバンガローは利用料金が7000円らしい。代替としてのテントを持っていくのは大変だ。
11日
京都や奈良は観光地が多く、円安の関係か外国人が多い。京都駅の奈良線ホームで話しかけたら、イギリス人で「東通寺」に行きたいようだ。東通寺?次の駅だ。待っているホームは急行。隣のホームには各駅が止まっている。たまたま通りかかった駅員に聞いたら、当然止まるようだ。そのことを伝えたら、少し驚いたが、何も言わず、すぐ各駅に乗っていった。。
それにしても、外国人旅行者は勇気がある。個人旅行者が多く、団体が少ない。日本人は言葉の問題があるので、言語に精通していない限り、旅行会社やガイドに頼り、ほとんどが団体旅行になってしまう。宿の予約もあるが、現地ではガイドブックにのみ頼るわけにもいかず、文字を読み取ったり、最後には言葉の問題が出てくる。(私みたいに声をかける人は少ない。)
巻向駅で降り、天理市観光課から送ってもらったガイド資料を参照に回る。
後でわかったことだが、この巻向駅周辺の纏向遺跡はいわゆる大和朝廷が実在した場所ではないかと言われている。この駅の南側1kmの所にある箸墓古墳は卑弥呼の墓ではないかと言われているらしい。またそばのホケノ山古墳は卑弥呼の副官の墓ともいわれているらしい。(行ったときはこんな話は知らなかったので、あとから新聞記事に掲載され見たら、驚いた。また、行く前に天理市からもらった資料は捨てたので、もったいないことをした)
この日は暑く、おまけに、駅周辺は日陰がないので、坂道はほどほどにする。
山の辺の道を歩く外国の人もいる。とにかく古墳は周囲に堀を配し、古墳そのものは樹木に覆われ、小高い丘にしかわからない。
櫛山古墳にたどり着き、竜王山登山口の標識を見つける。山頂まで4kmの表示があった。
更に歩いて今回下山を予定している長岳寺登山口を見つける。標識はこまめにあり、迷うことはない。
午後4時には宿にたどり着き、ホッとして汗を拭く。
宿は普通の家だが、広く、2階が宿泊施設のようだ。庭も広く、奈良平野の眺めも良い。素泊まりで、台所には冷蔵庫や湯を沸かす道具等も揃っている。
教えてもらい、風呂を沸かし、汗を流す。歩いて12~3分のところにあるお店で夕食を摂る。
テレビもなく疲れていて、明日もあるし、8時前には寝てしまう。考えてみると、普段はテレビに毒されている。
12日
朝起きたら曇りの様。 昨日の暑さもなく、楽しく登れそうだ。6時に車で登山口まで送ってもらう。櫛ノ木古墳の登山口がわからなかったようで、途中で降りて歩いてたどりつく。
登山口を6時10分に出発する。
歩きやすい道で、樹木に覆われ、うっそうとしているが階段が少なく、石も少なく大変歩きやすい。分岐点もわかりやすく、迷うこともない。
テレビで見た、あの岩穴が見える古墳群の小さな洞窟は、結局一つしかなかったが、こんな山中に古墳があるのには驚く。周囲にもコンモリとした丘があり、それらも古墳と察せられる。
7:50には山頂近くの十字路に出る。舗装道が伸びていて、山としては興味をそがれる。
8:10に山頂(南城跡)につき、奈良平野の展望が素晴らしい。
山頂で宿に登山した旨と感謝の電話を入れる。
北城跡はもっと広いらしいが、目的を達したので、下山する。
階段が多い長岳寺ルート
長岳寺ルートは階段が多く、一部道がえぐれているところもあり、やはり櫛ノ木コースの方が登山道としては歩きやすい。
10時に下山口の長岳寺登山口に着く。
柳本駅までは途中黒塚古墳に寄り、
柳本駅
10:53の電車で途中宇治駅で下車し、平等院鳳凰堂に寄ってみる。
鳳凰堂は赤色が褪めていて、期待しているほど鮮明度がなかった。
奈良線に乗り、京都駅経由で自宅に帰る。